小金井市内で二番目に多い外国人はネパール人のひとたち
私の住む小金井市でネパール人の住民が増えています。今年(令和5年)3月末で288人と中国(1149人)の次の第二位です。
ちなみに5年前と比べると次のようになりました(小金井市事務報告書より)。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
H31.3.31国名 | 中国 | 韓国 | 米国 | ベトナム | フィリッピン | ネパール |
同 人数 | 1,176人 | 287人 | 216人 | 147人 | 138人 | 129人 |
R5.3.31 国名 | 中国 | ネパール | 韓国 | 米国 | ベトナム | フィリッピン |
同 人数 | 1,149人 | 288人 | 266人 | 210人 | 191人 | 133人 |
人口が増えているのはベトナムとネパールだけで、中でもネパールは2倍以上です。
「もしかして・・・」と思って市内のネパール料理店を調べると4店もありました。
先日武蔵境から是政までの西武線の、地元では「是政線」ともいわれるローカル電車
に乗って途中下車して人と会うことがありましたが、何気によって昼食を食べたお店もナンとカレーのネパール料理店でした。
1980年代、昭和の終わりのころ新宿で働いていましたが、新宿駅・新大久保駅などで、インドカレー店があり、何度か食事をした覚えがあります。
以下は本の引用です(「現代ネパールを知るための60章」日本ネパール協会編。赤石
書店 p116~p119の小林真樹氏のコラムより)。
「1970年台から90年代にかけて、日本の都市部で増え始めたインド料理店の
オーナーの多くはインド人だった。」「当時こうしたインド人のオーナーたちの頭を
悩ませた問題の一つが良質なコックの確保だった。」「そこで同じくインドでの調理
経験がありながら、従順でまじめなネパール人たちが求められるようになっていく。」
「こうしたインド料理店で経験を積んだネパール人コックたちが徐々に独立していくよ
うになる。」「家族を呼び寄せ、新たなネパール人コックを雇う。こうして自らの裁量
で料理を出せる環境を手に入れた彼らの中には、やがてメニューの片隅にモモ
(餃子)、チョエラ(あぶり肉のスパイスあえ)、スクティ(干し肉)などのネパール
料理の提供を始める者が出てくる。」
「こうした流れは2010年代に入り、特に留学生上がりのネパール人が飲食店経営に
参加するようになって以隆顕著になる。」
「ネパール料理を取り巻く環境は日々刻刻と進化を続けている。享受する側としては
そのいずれもが共存共栄し、今後とも美味なる一皿を食べ続けられることを願うばか
りである。」
まったく同感です。
私は、まずは小金井市内のネパール料理のお店を食べ歩くことから始めたいと
思います。